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休職中に仕事させられるのは違法?体験者が教える断り方と事前対策

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休職中に仕事させられるのは違法?体験者が教える断り方と事前対策

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この記事の結論

「休職中なのに、上司から普通にチャットで仕事の指示が飛んでくる…」
「『ちょっとでいいから』と、資料作成を頼まれた…」

もしあなたがそんな状況にあるなら、それは絶対に応じ
てはいけない、極めて悪質な要求
です。

結論から言います。休職中に仕事をさせる行為は、そもそも「休職(労務の提供を免除する)」という会社とあなたの合意に反しており、法的な問題に発展する可能性が非常に高いです。個人的な見解を問われれば、応じるべき割合は0%、100%拒否すべきです。

この記事は、実際に休職中に上司から何度も連絡が来てプレッシャーを感じた筆者が、どうやってそれを撃退し、自分の心を守り抜いたか、その具体的な「交渉術」と「防衛テクニック」を徹底的に解説するものです。

【筆者について】

激務でメンタル不調になり休職した30代。傷病手当金を受給しながら、人生の再設計図を描き、現在はホワイトな企業で働く。本ブログは、その全ての実体験に基づく「一次情報」で構成されています。
【警告】公共/公式/大手専門サイトでは書けないような裏話やリアルな事情に触れていく記事です。一般的に書かれているような綺麗事に騙されないために生々しいことが書かれているのでご注意ください。

 

そもそも休職中の業務指示はアリ?

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結論:明確に「ナシ(違法性の高い行為)」

まず、大前提をはっきりさせましょう。「休職」とは、会社と労働者の間で「療養に専念するため、働く義務(=労務の提供)を免除しますよ」という合意(契約)が成立している状態です。

それにもかかわらず、会社(上司)があなたに仕事の指示を出すことは、その契約を一方的に破る行為に他なりません。これは、民法や労働契約法に抵触する可能性が極めて高い行為です。

なぜ会社はそんなことをしてくるのか?

違法性の高いと分かっていながら、なぜ会社はそんな要求をしてくるのでしょうか。筆者の経験や周囲の話から推察すると、理由は主に以下の3つです。

① 現場の上司が法律を理解していない

一番多いパターンです。人事が「休職」の手続きをしても、現場の上司は「ちょっと休んでるだけ」としか認識していないケース。悪気なく「これ、どうなってる?」と聞いてきたりします。

② 人手不足で、現場が回っていない

あなたがいなければ仕事が回らないほど、現場が逼迫(ひっぱく)しているパターン。「悪いけど、君しか分からないんだ」と、同情や責任感に訴えかけてきます。

③ あなたを試している(悪質なケース)

「こいつは強く言えばやるだろう」と、あなたの人の良さや責任感につけ込む、最も悪質なパターンです。一度でも応じると、際限なく要求がエスカレートします。

どの理由であれ、あなたが応じる義務はありません。あなたの仕事はただ一つ、「療養に専念すること」。それだけです。

 

【体験談】筆者を襲った上司からの連絡

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「悪いけど、あの件どうなった?」

これは、僕が休職して2週間が経った頃、上司から実際に送られてきたチャットメッセージです。

休職に入る前、地獄のような引き継ぎをなんとか終わらせたつもりでした。しかし、僕が担当していた複雑な案件の対応を、誰も引き継げていなかったのです。

チャットの通知がスマホに表示された瞬間、心臓が凍りつくような感覚に襲われました。せっかく少し落ち着いてきたのに、一瞬であの地獄のオフィスに引き戻された気分でした。

僕が感じた「恐怖」と「葛藤」

  • 「ここで無視したら、復職した時に何を言われるか分からない…」
  • 「僕が対応しないと、お客さんや同僚に迷惑がかかってしまう…」
  • 「でも、今PCを開いたら、またあの頃に戻ってしまう…」

ここで僕が取った行動は、「返信するが、一切の業務を行わない」というものでした。これは、次のセクションで解説する「最強の断り方」に繋がります。

この経験から断言できるのは、会社はあなたの「罪悪感」や「責任感」に容赦無くつけ込んでくる、ということです。だからこそ、あなたは論理武装し、自分の心を守る「盾」を持たなければなりません。

 

【実践】最強の断り方と交渉術

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使う武器は「医師の指示」ただ一つ

会社(上司)からの不当な要求を撃退する、最も強力で、誰にも文句を言わせない魔法の言葉があります。それは、

「医師から、療養に専念するよう指示されています」

これだけです。あなたの「休みたい」という個人的な感情ではなく、「専門家である医師の、業務命令に等しい指示」を盾にするのです。

【状況別】そのまま使える返信テンプレート

ポイントは、電話には絶対に出ず、チャットやメールなど「記録が残る形」で返信することです。これが、万が一の時にあなたを守る「証拠」になります。

パターン①:簡単な質問や「あれどうなった?」と聞かれた時

ご連絡ありがとうございます。
現在、医師の指示により療養に専念しておりますため、業務に関するご質問への回答は控えさせていただいております。

大変恐縮ですが、休職前に作成した引き継ぎ資料(〇〇フォルダに格納)をご確認いただくか、〇〇さん(他の同僚)にご確認いただけますでしょうか。
ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

パターン②:「ちょっとでいいから」と作業を依頼された時

ご連絡ありがとうございます。
お困りのところ大変心苦しいのですが、医師からPC作業を含む一切の業務を禁止されております。

ご期待に沿うことができず、誠に申し訳ございません。
治療に専念し、一日も早い復職を目指しますので、ご理解いただけますと幸いです。

パターン③:しつこく連絡が来る時(最終通告)

度々のご連絡ありがとうございます。
先日もお伝えした通り、現在医師の厳格な指示のもと、療養に専念しております。

これ以上業務に関するご連絡が続きますと、療養に支障をきたしてしまいます。
大変恐縮ですが、今後は緊急の連絡(手続き等)を除き、ご連絡を控えていただけますでしょうか。

本件については、人事部の〇〇様にもご相談させていただきます。
何卒よろしくお願いいたします。

 

これから休職する人のための事前対策

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「休職ハイ」になる前に。万全の準備を。

「明日から休める!」という解放感で、つい気が緩みがちですが、休職に入る直前の「準備」が、あなたの療養生活の質を決定づけます。

①「医師」に一言そえてもらう(裏ワザ)

診断書をもらう際、医師に「実は、休職しても上司から連絡が来そうで不安です」と正直に相談してみてください。理解のある医師なら、診断書の「特記事項」などに、

「療養に専念するため、業務に関する一切の連絡を控えること」

と一筆添えてくれる可能性があります。これは会社の人事部に対する非常に強力な「お墨付き」となり、上司への強力な牽制になります。

②「引き継ぎ資料」を完璧に作り込む

「どうせ辞める(かもしれない)会社だし、引き継ぎなんて適当でいいや」と思うのは危険です。中途半端な引き継ぎは、後からあなたに連絡が来る「最大の口実」を与えてしまいます。

皮肉な話ですが、完璧に休むために、最後の引き継ぎだけは完璧にこなすのです。「資料の〇〇ページの△△を見れば全てわかります」と返信できるようにしておけば、上司もそれ以上何も言えなくなります。

③ 連絡窓口を「人事部」に一本化する

休職を申し出る際、上司だけでなく必ず人事部(または総務部)の担当者と話をしましょう。そして、そこで「お願い」をしておきます。

「療養に専念するため、緊急の事務連絡以外の窓口は、人事部の〇〇様に一本化させていただけますでしょうか?現場(上司)からの業務連絡は、療養の妨げになる可能性があると医師からも言われておりまして…」

と伝えるのです。これで、現場の上司からあなたに直接連絡が行くことを、会社(人事部)が公式に止めてくれる可能性が高まります。

【筆者の本音】

ここまで防衛策を語ってきましたが、そもそも休職中の社員に平気で仕事を振ってくるような会社に、あなたの貴重な人生をこの先も捧げる価値が本当にあるのでしょうか?

今はまず休むのが最優先です。でも、もし気力が回復してきたら、「今の会社に戻る」以外の選択肢も探してみてほしい。僕は休職中にエージェントに登録し、世の中にはもっと人間らしく働ける会社がたくさんあることを知りました。それだけでも、大きな心の支えになりましたよ。(筆者の実体験として、復職する気がないまま休職中に転職活動するのは、賢い選択肢の一つだと考えています。)

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それでも連絡が止まらない時の相談先

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あなたは一人じゃない。公的な窓口を活用しよう。

前述の対策をしてもなお、上司がしつこく連絡してくる場合。それはもう「ハラスメント」であり、あなた個人で戦う領域を超えています。すぐに以下の公的な機関に相談してください。相談は無料です。メールやチャットの「証拠」を忘れずに。

相談窓口 特徴と役割
総合労働相談コーナー
(労働基準監督署など)
厚生労働省が管轄する、職場のトラブルに関する公的な相談窓口。無料で専門の相談員が対応してくれます。休職中の業務指示が不当であることの確認や、会社への指導(あっせん)を促せる可能性があります。
会社の労働組合 もしあなたの会社に労働組合があれば、強力な味方になります。組合員であれば、あなたに代わって会社(人事部)と交渉してくれることが期待できます。
法テラス
(日本司法支援センター)
国が設立した法的なトラブルの相談窓口。経済的な余裕がない場合、無料の法律相談を受けられる可能性があります。「弁護士に相談する」という具体的なアクションが必要になった場合の最初のステップとして有効です。

※「総合労働相談コーナー 〇〇(あなたの地域名)」などで検索すれば、最寄りの窓口が見つかります。

 

まとめ:あなたの仕事は「休むこと」

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休職中の「仕事」は、ただ一つ。

「休職中に仕事させられる」という異常事態への対策、お疲れ様でした。最後に、これだけは絶対に忘れないでください。

あなたの今の「仕事」は、
「療養に専念すること」です。

あなたはその「療養に専念するという仕事」を全うする義務があります。逆に言えば、それ以外の業務(本来の仕事)をするのは、契約違反なのです。

会社の都合や上司の機嫌より、あなたの心の健康の方が1億倍大切です。罪悪感を感じる必要は一切ありません。全ての雑音をシャットアウトし、堂々と、あなたの「仕事」に専念してください。


【出典】

【免責事項(ディスクレーマー)】

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品やサービスを推奨・保証するものではありません。最終的な判断は、ご自身の責任において、または専門家にご相談の上で行ってください。