休職中に傷病手当金もらってるとローン組めない説を実体験【審査の闇】

この記事の結論
いきなり夢を壊すようで本当に心苦しいのですが、まず現実をお伝えします。休職中に傷病手当金を受給している状況で、住宅ローンや自動車ローンなどの審査に通る可能性は、限りなくゼロに近いです。
筆者の個人的な見解と経験則ですが、その確率は「5%未満」だと考えてください。これは、あなたが悪いわけでは全くなく、金融機関が「審査」というシステムで個人の何を評価しているか、という仕組みの問題です。
しかし、絶望する必要は全くありません。これはあくまで「”今”の話」です。この記事では、「なぜ審査に通らないのか」という銀行側のリアルな事情を徹底解剖し、あなたが将来、堂々とローン審査を通過するための具体的なロードマップと戦略を、僕自身の体験談を交えて余すところなくお伝えします。
【筆者(タク)について】
激務でメンタル不調になり休職した30代。傷病手当金を受給しながら、人生の再設計図を描き、現在はホワイトな企業で働く。本ブログは、その全ての実体験に基づく「一次情報」で構成されています。
【警告】本記事は、公式サイトでは語られない「お金」と「キャリア」の裏事情に深く切り込みます。綺麗事ではないリアルな情報ですので、ご注意ください。
なぜ休職中はローン審査に通らないのか

銀行が見ているのは「今のあなた」ではなく「未来のあなた」
まず理解すべきは、銀行は「ボランティア」ではなく「ビジネス」で融資をしている、という事実です。「この人にお金を貸して、将来ちゃんと利息付きで返してくれるだろうか?」という一点だけを見ています。そのために、彼らが最重要視する審査項目が3つあります。
審査項目①:収入の安定性
銀行が最も重視するのがこれです。毎月、決まった額の収入が、今後何十年にもわたって継続的に見込めるか、を見ています。傷病手当金は、残念ながら「治療期間中の一時的な所得補償」と見なされ、安定収入とは評価されません。
銀行のホンネ:「傷病手当金は最長でも1年6ヶ月。その後の収入が約束されてない人には、数千万円は貸せないよ…」
審査項目②:健康状態
特に住宅ローンの場合、ほとんどの金融機関で「団体信用生命保険(団信)」への加入が必須です。これは、契約者が死亡または高度障害になった場合に、保険金でローンが完済される仕組みです。
休職中、特にメンタル不調が理由の場合、この団信の審査(健康状態の告知)に通らない可能性が非常に高くなります。保険会社が「将来の健康リスクが高い」と判断してしまうためです。
銀行のホンネ:「万が一の時にローンを回収できないリスクがある人には、やっぱり貸せないんだ…」
審査項目③:勤続年数
収入の安定性を測るもう一つの指標が「勤続年数」です。一般的に、1つの会社に長く勤めているほど「今後も安定した収入が続くだろう」と評価されます。休職期間は在籍期間に含まれますが、これから復職・転職するとなると、この勤続年数がリセットされてしまう、という課題が出てきます。
銀行のホンネ:「転職したばかりの人は、またすぐに辞めちゃうかも…。最低でも1年は様子を見たいな。」
つまり、休職中は「銀行が評価してくれる要素」が一時的に全て失われている状態なのです。
【戦略】将来ローンを組むための4ステップ

「今はダメ」なら、「いつか」を「いつ」にする計画を立てよう
審査に通らない理由がわかれば、対策も立てられます。僕が実践した、そしてあなたにもできる、未来のローン審査を通過するための具体的なロードマップです。
最優先事項:心と体の回復に全集中
まずやるべきことは、ローンのことを一旦忘れることです。本当に。焦って中途半端に復職・転職しても、また体調を崩してしまっては元も子もありません。傷病手当金というセーフティーネットがあるのですから、まずは「何もしない」を徹底し、心と体のエネルギーを100%まで回復させること。これが全ての土台になります。
復職 or 転職で「安定収入」を確保
回復したら、社会復帰です。元の会社に復職するか、転職して新しいキャリアを始めるか。僕自身の経験からは、休職期間を活かして、より良い労働条件の会社へ「転職」することをお勧めします。なぜなら、それが結果的に将来のローン審査で有利に働く「年収アップ」に繋がる可能性があるからです。
「休職からの転職なんて…」と不安に思うかもしれませんが、プロの力を借りれば決して難しくありません。僕も利用した転職エージェントのような転職エージェントは、休職という事情を理解した上で、あなたのキャリアを再設計する手伝いをしてくれます。
「勤続年数」という信頼を積み上げる
復職・転職したら、ここからが「信頼の積み上げ」期間です。金融機関が住宅ローン審査で一つの目安とする勤続年数は、一般的に「1年以上」、できれば「3年以上」と言われています。この期間は、毎月きちんと給料をもらい、健康に働き続けているという実績を作る、未来への投資期間だと考えましょう。
準備万端で、再度ローン審査に挑む
勤続1年以上という条件をクリアし、源泉徴収票などで安定した年収を証明できるようになったら、いよいよ再挑戦の時です。この段階のあなたは、もはや休職中のあなたではありません。「安定した収入」と「健康な体」、「勤続年数」という3つの武器を手にした、銀行にとって「信頼できる融資相手」になっているはずです。
ローンに関するQ&Aと体験談

Q. 住宅ローン以外のローンはどうなの?
自動車ローンやカードローン、フリーローンなども、基本的な審査基準は同じです。貸付額が少ない分、住宅ローンよりはハードルが低いですが、それでも休職中という状況では審査通過は厳しいと考えるのが現実的です。特に、消費者金融系のカードローンなどは一時的に借りられても高金利であり、根本的な解決にはならないため、絶対に手を出さないようにしましょう。
Q. クレジットカードの審査は通る?
クレジットカードの新規発行も、ローン同様に厳しいです。審査では「現在の勤務先」と「年収」を申告する必要があるためです。ただし、すでに持っているカードを使い続けることは全く問題ありません。休職したからといって、カード会社に連絡が行き、強制的に解約されるようなことはありませんので、安心してください。
Q. 夫婦やペアローンなら組める可能性はある?
パートナーに安定した収入があれば、パートナー単独の名義でローンを組むことは可能です。しかし、あなた自身が収入合算者や連帯保証人になる「ペアローン」や「収入合算」は、あなたが審査対象になるため、休職中は難しいでしょう。パートナーとよく話し合い、まずは単独で組める範囲の物件を探す、というのも一つの選択肢です。
【体験談】人生設計が止まった…けど、また動き出した

「そろそろ家でも買うか」って嫁と話し始めた矢先に、適応障害で休職。マジで人生終わったと思ったね。不動産サイト見るたびに、「俺にはもう関係ない世界だ」って落ち込んで、本当に辛かった。
再起のポイント:「休職期間は、最高の自己投資期間だ」って考え直したのがデカかった。傷病手当金もらいながらWEBデザインの勉強して、復職するんじゃなくIT系のベンチャーに転職した。給料も上がったし、何より仕事が楽しい。転職して2年後、勤続年数の条件もクリアして、この前ついにマンションのローン審査通ったよ。あの時焦って家買ってなくて、むしろ良かったとさえ思ってる。
結婚が決まって、彼とペアローンで家を買う予定でした。でも、職場の人間関係が原因で眠れなくなって、休職することに…。彼にも申し訳ないし、自分の人生設計が全部崩れちゃって、毎日泣いてました。
再起のポイント:彼が「今はB子(私)が元気になるのが一番大事。家はいつでも買えるよ」って言ってくれたのが救いでした。結局、まずは彼の単独ローンで組める範囲の賃貸マンションに引っ越して、私はゆっくり休職。半年後に同じ職場に復帰して、そこから1年半頑張りました。先日、改めてペアローンを申し込んだら、無事に審査に通りました!時間はかかったけど、二人の絆は前よりずっと深まった気がします。
まとめ:休職は「停滞」ではなく「未来への準備期間」

未来のあなたのために、今できること
「家を買う」「車を買う」といったライフイベントは、人生の大きな目標であり、楽しみでもあります。休職によって、その計画が一時的にストップしてしまうのは、本当に悔しく、不安な気持ちになりますよね。僕もそうだったので、その気持ちは痛いほど分かります。
でも、この記事をここまで読んでくれたあなたは、もう理解しているはずです。休職は、あなたの人生を終わらせるものではない。むしろ、より良い未来を手に入れるための、戦略的な「準備期間」なのだと。
- 今は、焦らず休むことに専念する。
- 回復したら、より良い条件で働ける場所を探す。
- 新しい場所で、信頼と実績を積み上げる。
- そして、万全の状態で、夢だったローンに再挑戦する。
今は、人生の壮大な計画図を描き直すための、貴重な時間です。焦らず、腐らず、あなたのペースで、未来への一歩を踏み出していきましょう。
【出典】
- 住宅金融支援機構(フラット35): 団体信用生命保険について
- 全国銀行協会: 住宅ローン
【免責事項(ディスクレーマー)】
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品やサービスを推奨・保証するものではありません。ローンや保険に関する最終的な判断は、ご自身の責任において、または金融機関等の専門家にご相談の上で行ってください。
